こんにちは。
私はキリンの《ミスサバンナ》。
アニマリアビーの中でも、
ちょっと背の高い、お花好きの女の子です。

●性別：
れっきとしたレディです。お花の冠は、自分で選びました。
●年齢：
サバンナで言えば、ちょうどティーンの終わりごろ。
でも心はまだまだ夢見がち。お昼寝と空想が大好きです。
●出身地：
アフリカの広〜い草原、でも育ちはちょっとヨーロピアン。
花飾りのセンスは、パリの空気を吸ったせいかもしれません。
●好きな食べ物：
アカシアの葉っぱと、ハーブティーの香り。
あと、時々もらえる「今日も一緒にいてくれてありがとう」っていう言葉。
●性格：
おっとり、のんびり、でもちょっとだけおせっかい。
背が高いから、よく周りを見渡せるんです。
だから、誰かの寂しそうな気配にはすぐ気づいちゃう。

ぎゅっと抱きしめられるより、ふんわり見守ってくれるほうが好き。
でも気づいたらあなたのすぐそばにいたい――
そんな存在になれたら嬉しいなと思っています。

大きくて長い首で、あなたの気持ちをちょっと先読みして、そっと寄り添うのが得意技。
猫じゃないけれど、ゆるりとした時間を一緒に楽しむことは得意です。

毎日に、ちょっぴりの癒しと、ひとさじの花を。
ミスサバンナが、あなたのかばんの中でこっそりお手伝いしますね。

物語は、ここから。

スペイン製ゴブラン織に描かれた、個性豊かな動物たち。
やわらかく、たくましく、毎日にそっと寄り添います。
ほかの主人公たちにも、ぜひ会いに来てくださいね。

ピンクとグレーと赤の糸が織りなすパイルの調べ。

それはスペイン・バレンシアの陽だまりが生んだ、柔らかな風のよう。
ミス・サバンナのやさしい瞳は、この生地の中に溶けている。
触れるたび、心もほどけてゆく。

桜ピンクのジャカード。
まるで春の記憶をそっと忍ばせたようなやさしい色。

「ピンクが好きなの」と微笑む彼女に、「ラブピンクですね」と、わたしもそっと返した。